サイトの品質チェックに欠かせないGoogleが提供する無料ツール4個
デザインやレイアウト上は問題がないと思われるサイトでも、中身をチェックしてみるとエラーが発生している場合があります。エラーがあるとSEOで不利になる可能性があるので、定期的にサイトの品質チェックをおこなってエラー箇所の修正をしておく必要があります。
Googleはサイトの品質チェックができる無料ツールを提供していますので、概要を解説しながらツールを紹介していきます。
SEO対策をするならサイトの品質チェックは必須
SEO対策をする上でサイトの品質チェックは欠かせません。スマホ対応しているか、サイトの表示速度が遅くないかなどをチェックし、問題があれば早めに修正する必要があります。
しかし、エラーを見つけだすのは困難です。下記の無料ツールを利用して、少しでも効率よくエラーを見つけだしましょう。
サイトチェックができるGoogleの無料ツール4個
モバイルフレンドリーテスト
「モバイルフレンドリー」はGoogleが導入しているモバイル検索向けのアルゴリズムです。スマホやタブレットなどのモバイル端末で閲覧用に設計されているサイトは、モバイル版の検索結果で優遇されます。
つまり、スマホ対応しているモバイル版の検索結果で上位表示されやすくなり、反対に対応していないサイトはしている順位が引き下げられます。
「モバイルフレンドリー」に対応しているかどうかを調べるためのツールがGoogleから無料で提供されています。使い方は簡単で、調べたいサイトのURLを入力するだけです。
モバイル版の表示でエラーが発生している場合、「Search Console」の「モバイルユーザビリティ」の項目に通知されるので、そちらでも確認できます。
AMPテストツール
「AMP(Accelerated Mobile Pages)」はGoogleが中心になって進めているプロジェクトで、モバイル端末でWebページを高速表示するための仕組みを取り入れています。Twitter、LinkedIn、PinterestなどがAMPを推進しており、日本では朝日新聞デジタル、産経デジタル、毎日新聞といったサイトが参加しています。
AMPでは高速表示するために独自のルールを設けており、JavaScriptはAMPで定義されたものしか使えない、使用できないhtmlタグがある、といった制限があります。AMPのルールに準拠していないとエラーが発生するので、サイトの仕様を変更したらチェックしておかなければなりません。
AMPに準拠しているかをテストするには以下のツールを使います。使い方は「モバイルフレンドリーテスト」と同じで、URLを入力すると自動でチェックが始まります。
出典:AMPテスト
PageSpeed Insights
サイトやページが重たくて表示速度が遅くなるとユーザーの離脱率が高くなってしまうといわれています。せっかく訪問してくれたユーザーを表示前に離脱させるのはもったいないですし、SEOにも影響するので早急に対応すべきです。
サイトの表示速度チェックは「PageSpeed Insights」というツールを使います。こちらもURLを入力するだけでチェックしてくれる簡単設計です。パソコンとモバイルの両方の表示速度をチェックし、修正箇所を教えてくれます。
構造化データテストツール
「構造化データ」はhtmlで書かれたWebサイトの情報を検索エンジンのクローラーに理解させるためにタグ付けすることです。たとえば、会社名・住所・電話番号などをマークアップすることで検索結果にリッチスニペット(ページの抜粋や要約)が表示されたり、Googleプレイスに表示されたりといったメリットが得られます。
今のところ大きなSEO効果はないといわれていますが、今後はランキング要因に含まれる可能性があるされています。
構造化データのテストツールもGoogleから無料で提供されています。調べたいサイトのURLを入力するとエラー箇所を検出してくれるので、必要を感じた際にはぜひ利用してください。
出典:構造化データテストツール
おわりに
いずれのツールも無料で提供されているので使わない手はありません。今はスマホから検索するユーザーの割合が多いので、スマホ対応が必須となっています。
サイトのスマホ対応をしたら、「モバイルフレンドリー」に適合しているか必ずチェックしておきましょう。