成果につなげるために最低限押さえておきたいアンケート作成の5つのポイント

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有益なアンケートを実施するには準備が大切です。役立つ回答が得られるかは準備にかかっていると言っても過言ではありません。

成果につなげるために最低限押さえておきたいアンケート作成の5つのポイントをまとめましたので、アンケートを実施する前にぜひ確認いただければと思います。

アンケートは成果につなげなければ意味がない

成果が得られないアンケートは時間も費用も無駄にするだけです。アンケートは成果につなげなければ意味がありません。

成果につながるアンケートになるかどうかは、これから解説する5個のポイントが鍵を握っています。最低限、これだけは抑えておかないと無駄なアンケートになってしまう可能性があるため、ぜひ目を通してください。

アンケート作成のポイント5個

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目的を設定する

アンケートを実施するなら、まず目的を設定する必要があります。ただなんとなくやるのでは意味がありません。

既存の商品・サービスに関するアンケートを実施する目的は、「顧客満足度の向上」や「商品・サービスの改善」が主となります。どのような点に満足しているのか、反対にどのような点の改善を望んでいるのか。ユーザーの声から現状の課題を洗い出しましょう。

ほかにもアンケートの目的は仮説検証、実態把握、ブランドイメージの調査などがあります。いずれにしても事実を確かめることが目的で、アンケートをとることで知り得た事実を商品・サービスの開発や改善に役立てます。

ターゲットを選定する

アンケートはターゲットを絞らず不特定多数に実施する方法と、またはターゲットを絞って実施する方法があります。

ブランドイメージを調査する目的なら不特定多数の方がターゲットに偏らない結果が得られます。こうした不特定多数の人を対象にしたアンケートのとり方を「オープンアンケート」と呼びます。

商品の使用感や不満点を洗い出すなら、商品を使用しているユーザーにターゲットを絞った方が効果的です。性別、年齢、居住地、職業、家族構成、趣味嗜好などでターゲットを絞ります。こうしたターゲットを絞ったアンケートのとり方を「クローズドアンケート」と呼びます。

1項目につき質問は1つ

アンケートは「1項目につき質問は1つ」が原則です。「この商品の価格と機能に満足していますか?」というように1項目に2つの質問を盛り込むと、正確な結果が得られません。

限られた質問数の中でたくさん聞きたいという気持ちは分かりますが、質問は1項目につき1つにしましょう。

質問は長すぎず短すぎず

質問は短いほど答えてもらいやすいですが、短すぎると質問の意図が正確に伝わらない場合があります。かとって質問が長すぎるとしっかり読んでもらえず、これもまた正確な回答が得られないという問題が生じます。

質問は長すぎず短すぎず、読みやすく、かつ回答しやすい長さであることが望ましいです。どうしも質問が長くなってしまう場合は、余計な接続しや表現を省けないか見直してみてください。

なるべく専門用語や略語を避ける

アンケートの回答者が業界の方ならば専門用語は通じますが、一般のお客さんがその専門用語を知っているとは限りません。その用語を知っている前提で質問をつくるのではなく、なるべく専門用語は避けて誰でも質問内容が分かるようにしましょう。

略語も同じで、回答者がその言葉を知らなければアンケートの回答に支障が生じます。どうしても置き換えが難しい言葉の場合、注釈で補足すようにしましょう。

おわりに

内容が分かりやすく回答しやすいアンケートは回答率が上がり、反対に内容が分かりにくいアンケートは回答率が下がります。つまり、回答者が理解しやすい内容であるかをよく考えて作成する必要があるということです。

アンケートを実施すること自体は難しいことではありませんが、成果につなげるには上記5つのポイントをふまえた上で、しっかり内容を吟味してください。

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