直帰率改善・コンバージョン率アップのために最低限見直したいユーザビリティの8個のチェックポイント

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サイトの直帰率が高い、コンバージョン率が低いのはユーザビリティが悪いのが原因かもしれません。サイトの使い勝手が悪かったり見づらかったりするとユーザーが途中で離脱してしまいます。

最低でも抑えておきたいユーザビリティの8個のチェックポイントをまとめましたので、直帰率改善・コンバージョン率アップのために見直してみてください。

スマホの普及でますますユーザビリティの重要性が高まっている

ここ数年でスマートフォンが爆発的に普及し、いまやPCよりもスマホで検索するユーザーの方が多くなっています。スマホは画面が小さくレイアウトの自由が制限されるため、サイトのユーザビリティの良し悪しが顕著に現れます。

ユーザーはサイトを閲覧するかをわずか数秒で判断します。見づらさや扱いづらさを感じるとすぐに離脱し、次のサイトに行ってしまいます。購入フォームが使いづらいと手続きの途中で離脱してしまうこともあります。

せっかくサイトに訪問してくれたユーザーや購入意思のあるユーザーを逃すのはもったいないことです。PCサイトとスマホサイトのユーザビリティを見直し、直帰率・コンバージョン率を改善しましょう。

ユーザビリティのチェックポイント

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スマホ対応(モバイル対応)

先ほど解説した用にスマホからのアクセスが増えている現在、スマホ対応は重要なユーザビリティとなっています。

スマホ対応をしていないとPCサイトが表示されるわけですが、スマホからだとテキストが小さくて読みづらくリンクがタップしにくいのでユーザビリティの面で問題があります。

スマホ対応はSEOにも関係しています。Googleはモバイルフレンドリーに「モバイルフレンドリー」というモバイル検索用のアルゴリズムを新しく導入しました。これはモバイル対応をしているサイトのモバイル版検索での検索結果を引き上げるというもので、SEO対策をするなら実質的にモバイル対応が必須となりました。

「モバイルフレンドリー」に対応できているかどうかは以下のツールで調べられます。

f:id:urj:20170410123804j:plain 出典:モバイルフレンドリー

ページの読み込み時間

ページの読み込み時間が3秒を超えると約半数のユーザーが離脱するといわれています。わずか数秒の違いが離脱率に大きく影響し、読み込み時間が長くかかるサイトやページは離脱率が高くなります。

逆に考えると1秒読み込み時間を早くするだけで離脱率が大幅に下がるということです。理想は2秒以内とされていて、読み込み速度が早いほど離脱率は下がります。

サイトの読み込み速度のチェックにはGoogleが無料で提供している「PageSpeed Insights」が便利です。読み込み速度と計測した上で修正点を教えてくれます。

f:id:urj:20170410123809j:plain 出典:PageSpeed Insights

読みやすいフォントサイズであるか?

サイトのフォントサイズが小さくて読みづらいとユーザーにストレスがかかります。特に画面の小さなスマホではフォントサイズが小さいといちいち拡大しなければならないので面倒です。

大きすぎても読みづらいので、読みやすい適切なフォントサイズであるか見直してみましょう。

リンクであると認識しやすいか?

サイト内でリンクの色がバラバラである、他のテキストとリンクの区別がしにくいデザインはユーザビリティに問題があるといえます。

PCサイトならマウスオンで色が変わるとリンクであると判断できますが、スマホサイトの場合はマウスオンができないので特にリンクであることを明確に示さなければなりません。

リンクテキストは青色、または下線を引くのが一般的です。青色=リンクという認識が広まっているので、青色を使うのが無難でしょう。

ユーザーがリンクであると認識しやすければ必ずしも青色である必要はありません。

ナビゲーションは分かりやすいか?

単一ページならナビゲーションは不要ですが、複数ページのあるサイトにはナビゲーションが必要です。カテゴリを見たい、問い合わせをしたい、といったユーザーの要望を叶えるためにナビゲーションを分かりやすく設置しましょう。

スマホサイトの場合、画面の制限上、ナビゲーションを設置しにくいという課題があります。ドロップダウンメニュー、スライドメニュー、モーダルウィンドウメニューなどを使い、できるだけナビゲーションを分かりやすく表示する工夫しましょう。

三本線のハンバーガーメニューを設置するサイトが多いですが、それだけではメニューであると分かりにくいので「メニュー」や「menu」というようにテキストを加えると親切です。

検索ボックスは分かりやすい位置にあるか?(サイト内検索)

コンテンツ数が多いサイトはユーザーが目的のコンテンツを探しやすいように検索ボックスの設置しておきましょう。

検索ボックスを設置する位置が大切で、ページ上部やサイドバーの上部に、また404ページにも検索ボックスを置いておくと親切です。

問い合わせフォームが使いやすいか?

問い合わせフォームが使いづらかったり分かりづらかったりするとユーザーはイライラします。必須項目は「必須」と明記する、エラー箇所はその場で表示する、半角・全角は指定しないなど、ユーザーのストレスを軽減できるように設定しましょう。

せっかく問い合わせをしようとしたのにエラーによって離脱してしまうのはもったいないです。問い合わせが少ない場合はフォームに問題がある可能性がありますので、「EFO(エントリーフォーム最適化)」に沿って問い合わせフォームを見直してみてください。

EFOの改善ポイントは別記事で詳しく解説していますので、こちらを参考にしてください。

使いにくい入力フォームが売上を逃している!EFOの改善ポイント10点

会社情報を見つけやすいか?

会社情報を見つけづらいサイトを見かけることはないでしょうか?コーポレートサイトの場合、会社情報は信用性に大きく影響するため見つけやすい位置に設置した方が良いです。

会社情報の見つけやすさもユーザビリティの範疇ですので、信用性を高めるために会社情報へのリンクの位置を見直してみましょう。

おわりに:ユーザー視点でサイトのユーザビリティをチェックしよう

サイト運営者側の都合でレイアウトやデザインをすべきではありません。こだわりはあると思いますが、ユーザーに向けて情報を発信しているのですからユーザーが使いやすいサイトにすべきです。

自身が他のサイトで使いづらさを感じている点は、他のユーザーも使いづらいと感じているはずです。「人の振り見て我が振り直せ」ではありませんが、自社サイトも使いづらいと思われているかもしれません。

直帰率とコンバージョン率を改善するために、ユーザー視点でサイトのユーザビリティをチェックしましょう。

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