使いにくい入力フォームが売上を逃している!EFOの改善ポイント10点

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コンバージョン率が低いのは、入力フォームでの途中離脱がひとつの原因として考えられます。特に最近はスマートフォンやタブレットなどモバイル端末でショッピングをするユーザーが増えているので、離脱率を下げるには入力フォームの改善が必要です。

そこで今回は、EFO(入力フォーム最適化)の改善ポイントを10個解説します。離脱率が高いと悩んでいるWeb担当者は、ユーザーに親切な入力フォームになるようにEFOに取り組んでみてください。

EFOとは?

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EFOは「Entry Form Optimization(エントリーフォーム・オプティマイゼーション)」の略で、日本語では「入力フォーム最適化 / エントリーフォーム最適化」と呼ばれており、入力フォームは、問い合わせフォーム、資料請求フォーム、購入フォームなどを指します。

ユーザーが入力項目に迷ったり、わかりづらさを感じたりする不親切な入力フォームだと、入力を完了せずに途中で離脱してしまいます。EFO=入力フォーム最適化は、ランディングページやWebサイトの入力フォームにおいて、そうした離脱の原因となる要素を改善する施策です。

ユーザーが入力フォームで入力するということは、少なからず購入の意志があるということなので、そうしたユーザーを逃す=売上を逃すことになります。EFOで離脱の原因を突き止め、改善することで離脱を防ぎ、売上アップにつなげましょう。

EFO改善ポイント10点

1:必須項目を絞り、明確に表示する

入力項目が多くなると、面倒さから離脱してしまうユーザーが増えてしまいます。登録後でもかまわない項目は任意とし、必須項目を絞って入力項目を少なくし、できるだけユーザーの負担を減らしましょう。

また、必須項目であることを明確に表示する工夫も必要です。入力項目の背景色やラベルなどで必須項目を一目でわかるようにしましょう。

2:自動入力で手間を省く

郵便番号から住所を自動入力するなど、ユーザーの手間をできる限り省いてあげましょう。住所入力は一番面倒なので、離脱率を下げるなら自動入力は必須と言えます。

3:記入例を表示する

入力ボックス内やボックスの隣に記入例を表示しておくと親切です。記入例が表示されていないと、入力項目を一段ずらして入力してしまい、修正の面倒さから離脱してしまう可能性があります。

たとえば、郵便番号はハイフンありかなしかがサイトによって違うので、ユーザーにとっては迷うところです。文言だけでなく、記入例があれば一目でわかるので迷わずに済みます。

4:全角に制限しない

住所の番地や部屋番号を全角、もしくは半角に制限しているエントリーフォームは嫌がられます。全角と半角のいずれでも認識できるように、システム側でフォローするのがベストです。

5:エラー箇所をリアルタイムで示す

入力完了後に「未入力の項目があります」「エラー項目があります」と表示され、入力し直しさせられるのはユーザーにとって非常にストレスになります。エラー箇所をリアルタイムで示し、その場で修正を促す方が親切です。

また、エラー箇所がわからないと、全項目入力した後でも離脱される可能性がありますので、エラー箇所がすぐわかるように工夫しましょう。

6:入力完了項目を明示する

入力が完了した項目は、「OK」やチェックマークなどで明示しましょう。ユーザーに入力完了をその都度確認してもらえるシステムなら、入力ミスの防止にもつながり、入力完了後のエラーによる離脱を防げます。

7:完了までのステップを表示する

通常は3ステップくらいで完了しますが、5ステップ、6ステップと長く終わりが見えないフォームは嫌がられます。商品やサービスの性質上、どうしても入力項目が多くなってしまう場合は、その場合は完了までのステップを表示しましょう。

ユーザーにとって終わりが見えないというのは、大きなストレスになるので、残りのステップを表示することで離脱を防ぐようつとめましょう。

8:アクションボタンを明確に区別する

送信完了ボタンとキャンセルボタンの区別がつきにくいデザインだと、間違ってクリックしてしまう恐れがあります。何のボタンであるかを明確に区別し、誤クリックを防ぎましょう。

9:リセットボタンを置かない

最悪なのは、入力完了後に間違ってリセットボタンを押してしまい離脱されることです。一部項目を修正することはあっても、もう一度、はじめから入力をし直すことはほとんどないですよね?

リセットボタンは逆に不親切になってしまいかねないので、置かない方がいいでしょう。その代わり、前のページに戻るボタンや修正ボタンを配置します。

10:余計なリンクを取り除く

サイドバナーやヘッダーにリンクがあると、フォーム入力を妨げてしまいます。とにかく最後まで入力してもらうことが先決と考え、他に宣伝したいことがあるなら入力完了後にお知らせするようにしましょう。

まとめ

サイトの離脱率が高いのは、ユーザー視点で作られていないのが原因と言えます。入力フォームをユーザー視点で見てみると、使いづらさがわかるはずです。

ちょっとした面倒な入力でも離脱につながってしまうので、できるだけ手間を省いた入力フォームを作りましょう。

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