Webサイトの改善点洗い出しに使えるアクセス解析ツール7選
アクセス解析ツールはサイトの改善点を調べるのにも活用します。ユーザーの行動を解析することにより表面的には見えていない課題を洗い出し、サイトの改善に役立てます。
Webサイトの改善点洗い出しに使えるアクセス解析ツールを7個ご紹介しますので、Web担当者はどんなツールがあるかチェックしておいてください。
サイトの改善を洗い出すにはアクセス解析ツールは必須
アクセス解析ツールはアクセス数を調べるためだけではなく、サイトの改善点洗い出しにも必要です。
直帰率が高いページ、コンバージョン率が低いページには何らかの問題があり、成果を上げるには改善点を知らなければなりません。逆に直帰率が低いページは何が功を奏しているのかを知れば、他のページの改善に役立てられます。
データは正直に数値が表れるのでごまかしがききません。数値が悪いということは何らかの原因があるということです。
直帰率・コンバージョン率改善のためにもアクセス解析ツールを活用しましょう。
Webサイトの改善点洗い出しに使えるアクセス解析ツール
Googleアナリティクス
超定番のアクセス解析ツールで、多くのサイト運営者が使っています。
無料でありながら高機能で、詳細なアクセス解析ができます。多機能であるがゆえに最初は使い方が分からないと思いますが、使い慣れるともう手放せなくなるでしょう。
「Search Console」「Google AdWords」「Google Adsense」など他のGoogleのツールとの連携もできます。「Search Console」と連携させておくと、「Googleアナリティクス」から「Search Console」のレポートを確認できるようになります。
Yahoo!アクセス解析
出典：Yahoo!アクセス解析
Yahoo!はYahoo!プロモーション広告の広告主向けに無料のアクセス解析ツールを提供しています。「リアルタイム分析」「ユーザー属性分析」「組織分析」「広告・コンバージョン分析」など、豊富な機能を備えています。
「Yahoo!アクセス解析」はシンプルで見やすいアクセス解析ツールです。機能面では「Googleアナリティクス」に劣りますが、取っつきやすさと使いやすさでは「Yahoo!アクセス解析」が勝ります。
UserHeat
出典：UserHeat
月間30万PVまで無料で使えるヒートマップ解析ツールです。ユーザーがページ内のどこをよく読んでいるのか、どのリンクがよくクリックされているのかが一目で分かります。
「Googleアナリティクス」にはヒートマップの機能がないため、ヒートマップ解析をするなら「UserHeat」のようなツールの併用が必要です。月間30万PVまでという制限がありますが、無料で使えるので助かります。
User Insight
出典：User Insight
「UserHeat」の有料版にあたるヒートマップ解析ツールです。「ヒートマップ解析」だけでなく、「リアルタイム分析」「ユーザー属性解析」「組織分析」「EFO分析」「広告効果測定」など、さまざまな機能を有しています。
「EFO」は「エントリーフォーム最適化」という意味で、入力フォーム・購入フォームの離脱率を改善する施策を指します。「User Insight」ではページごとのフォームへの誘導率、入力完了率、送信完了率など、「EFO」に役立つ情報を詳細に分析できます。
Pt engine
出典：Pt engine
ヒートマップ機能も備えた高機能なアクセス解析ツールです。有料のアクセス解析ツールですが非常に優秀であるため人気があり、「Googleアナリティクス」とどちらを使うか迷うところです。
フリープランは月25,000PVまで、ヒートマップ利用可能ページ数は1ページまでの制限付きですが無料で使えます。
通常のプランとは別に「インフルエンサー限定特別」もあります。ソーシャルメディアの影響力を計測するツール「Klout」のスコアが50以上であれば有料プランとほぼ同じ内容の機能を無料で使えます。
SimilarWeb（シミラーウェブ）
出典：SimilarWeb
自サイトだけでなく、競争サイトのアクセス解析もできるツールです。URLを入力するだけでアクセス解析がスタートし、競争サイトのアクセス数、リファラー、検索キーワード、ソーシャルシェアなどの情報を教えてくれます。
フリープランは機能制限付きですが無料で使えます。有料のプロプランは最大36ヶ月までのデータ取得、検索キーワードやリファラルの無制限の取得、業界分析など、さまざまな機能が使えるようになります。
おわりに：日々のアクセス解析が成果を左右する
「今日はアクセスが多いなあ」「今日は少ないなあ」とただ眺めるだけではアクセス解析とはいえません。どのページの直帰率が高いのか、どのページのコンバージョン率が低いのかなど、ユーザーの行動を分析してはじめてアクセス解析といえます。
アクセス解析によって洗い出した課題を改善することにより、サイトの成果が向上します。日々のアクセス解析が成果を左右することを肝に銘じ、詳しくアクセス解析を行って自サイトの改善点を洗い出しましょう。
