厳選5冊!他社と差をつけるために読んでおきたいマーケティング本

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世に大量に溢れるマーケティング本のうち、どれが本当に役に立ち、それによって他社と差をつけることが出来るのでしょう?

 全てをやみくもに読めば、全てを理解出来ますか? むしろ整理が出来ず、混乱してしまうのではないですか? 本当に差をつけるために必要なのは、些末的な事例を扱った大量の流行本ではなく、ごくわずかな原典を深く理解することです。

原典はしばしば硬く、哲学的で、頭を悩ませながら読むことになるかも知れませんが、必死になって理解し終えた時には、新刊の乱読では得られない確固たる知識が得られるはずです。

今回は、他社と差をつけるために“必ず”読んでおきたいマーケティング本を5つ厳選してご紹介します。

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コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版(フィリップ・コトラー& ケビン・レーン・ケラー)

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コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版 | Philip Kotler, Kevin Lane Keller, 恩藏 直人, 月谷 真紀 | 本 | Amazon.co.jp

もはや定番中の定番。 マーケティングに携わる人なら少なくとも名前は聞いたことがあるはずの世界的名著。 現代マーケティングの原典ともバイブルとも呼ばれることもあります。 1968年の初版発行から再版を重ね続け、日本語版第12版のページ数は1000ページ。

組織の目標と市場ニーズのずれの原因、ブランディングの本質、目まぐるしく変化する現代のマーケティングの基礎を実例と共に語ります。 内容の重厚さはまさに百科事典並み。読むのに骨は折れますが、些末な事例を扱った新書を読み捨てるよりも、ぶれることのない芯を持つために本書は必須。

日々の実務に追われると、直感に頼り過ぎてしまう傾向があります。 1分1秒が大切だからこそ、いま、手遅れになる前に、基礎にして本質を語る本書を読んでおくことをお勧めします。

シュガーマンのマーケティング成功事例大全 1&2(ジョセフ・シュガーマン)

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Amazon.co.jp: シュガーマンのマーケティング成功事例大全 1: ジョセフ・シュガーマン: 本

こちらはタイトルの通り、成功事例がたくさん詰まった2冊組の本。 数多くのマーケティング名著で有名なジョセフ・シュガーマンが、実体験をもとに書きました。

コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメントに比べると、原理は少なめに、実際に突き当たった問題にどのように対処したかが、事細かに書き記されています。

自分の問題にそのまま適用することは出来ませんが、機転の利かせ方、ものの見方を学ぶという点において有意義に違いありません。物語としても楽しく、すらすら読めます。

すべては「売る」ために―利益を徹底追求するマーケティング(セルジオ・ジーマン)

画像:すべては「売る」ために―利益を徹底追求するマーケティング表紙

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すべては「売る」ために―利益を徹底追求するマーケティング : セルジオ・ジーマン, 依田卓巳 : 本 : Amazon

コカ・コーラを世界的企業に育て上げたかつてのCMOセルジオ・ジーマンの著作。 マーケティングの目的の意味と定め方、消費者にどう期待させるか、どう売るか、結果の検証の重要性。

誰もが基本だと思って深く考えずに放っておきがちな論点を、改めて掘り下げ、重要性を知らしめてくれる本です。

「マーケティングは芸術ではなく、科学である」――ハイセンスなもの、グラフィックにおける芸術的要素の不可欠性、それらが強く求められる現代マーケティング界において、マーケティングそのものは芸術ではなく、科学なのだと主張し続けます。

科学なのだから、常に原因があり、結果があり、効果があり、効果検証、考察が求められるのだと。 マーケティングとはすなわち「売る」こと。 基礎にぐいと引き寄せてくれる名著です。

クラッシュ・マーケティング(ジェイ・エイブラハム)

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クラッシュ・マーケティング : ジェイ・エイブラハム, 金森 重樹 : 本 : Amazon

過去30年に渡り、世界中を飛び回り、数万人のクライアントと問題解決に尽力してきた凄腕マーケティングコンサルタント、ジェイ・エイブラハムの1冊。

数多くの事業の何百万ドルもの利益成長を支えてきた著者が語る、ビジネス成長の方法。 すなわち、ビジネスの停滞要因を打ち砕く(クラッシュ)方法が、具体例とともに書かれています。

やはり、コトラーを読み込んだ人にとっては、マーケティング理論として目新しいものは少ないですが、逆境を乗り越えるのではなく打ち砕く努力と発想の重要性を教えてくれます。

常に前線で、世界的ビジネスの歴史を糧に闘いたい方にぜひ。

グロースハック 予算ゼロでビジネスを急成長させるエンジン(梅木 雄平)

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グロースハック 予算ゼロでビジネスを急成長させるエンジン | 梅木 雄平 | 本 | Amazon.co.jp

グロースハック思考とその概念を軸に、ビジネス成長(特にスタートアップ)のカギを探る著作。

“プロダクト・サービスの成長(グロース:Growth)を、エンジニアリングの力を利用して仕組み化(ハック:hack)する”――これがグロースハックという名称の由来です。

Facebook, Dropbox, Airbnb、メルカリなど、ユニコーンと呼ばれる超優良スタートアップ企業の成功の基礎には、グロースハックの実践があることが分かります。 著者は株式会社The Startup代表取締役梅木 雄平氏。

数多くのスタートアップの事例と成功・失敗を間近で見てきた経験を活かし、具体例豊富に書かれています。 エンジニアリングの力が予算が限りなくゼロに近い状態でどう発揮されうるか。

当てずっぽうな方法ではなく、集約されたデータをもとに地道に改善を重ねたからこそ驚くべき成長を数多くのスタートアップ企業が見せたのだと分からせてくれます。

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