今から始めるなら抑えておくべき人気のJavaScriptフレームワーク(ライブラリ)6選
JavaScriptフレームワークにも流行り廃りがあり、年によって人気が前後しています。一方、その数はかなり多く、すべてのフレームワークを紹介するのは至難の業です。
そこで本記事では、今から始めるなら抑えておくべき人気のJavaScriptフレームワーク(ライブラリ)を6つ厳選してご紹介します。各フレームワークの特徴を書いていますので、比較に役立てていただければ幸いです。
Javascriptフレームワークを選ぶポイント
JavaScriptフレームワークを選ぶ前に目的を明確にしておきましょう。
開発の効率化、メンテナンスのしやすさ、コストダウンなど、目的によって最適なフレームワークが異なります。フレームワークのごとの特徴をふまえ、どれを使うのが最もメリットがあるのかをよく検討して選んでください。
また、定期的にバージョンアップが行われているかもフレームワークを選ぶひとつのポイントです。
現在人気のJavascriptフレームワーク(ライブラリ)
React
出典:React
Facebook社が2013年にリリースしたUIを構築するためのJavaScriptライブラリです。Facebook、Instagram、Airbnb、Netflix、Feedlyなど有名なサイトやWebサービスで採用されています。
【Reactの特徴】
・シンプルでUIを管理しやすい
・Virtul DOM(仮想DOM)によって高速に処理が可能
・一方向のデータフローなのでコードが分かりやすい
AngularJS
出典:AngularJS
Googleが開発しオープンソースのフロントエンドWebアプリケーションフレームワークです。2009年に発表され、2017年3月には最新版となるAngular 4がリリースされました。
【AngularJSの特徴】
・必要な環境が揃ったフルスタックフレームワーク
・HTML拡張が可能
・双方向データバインディング
・開発効率が高い
Backbone.JS
出典:Backbone.JS
2010年に登場したクライアントサイドMVCを実現するためのJavaScriptフレームワークです。CoffeeScriptの開発者であるJeremy Ashkenas氏によって作られました。
【Backbone.JSの特徴】
・軽量である
・制約が少なく自由度が高い
・中規模〜大規模な開発に向いている
・学習コストが少ないため初心者でも学びやすい
Knockout.js
出典:Knockout.js
2010年に登場したリッチなUIを作ることを目的とした JavaScriptライブラリです。
【Knockout.jsの特徴】
・拡張性が高い
・双方向データバインディング
・既存のWebアプリケーションにも投入可能
・学習コストが低く学びやすい
Ember.js
出典:Ember.js
Ember.jsは2011年にリリースされたクライアントサイドMVCフレームワークです。Knockout.jsと同じくリッチなUIを作るためのフレームワークとして開発されました。
【Ember.jsの特徴】
・必要な環境が揃ったフルスタックフレームワーク
・複雑なアプリケーションの開発に向いている
・生産性が高い
・学習コストは高め
Vue.js
出典:Vue.js
インタラクティブなUIを構築するためのプログレッシブフレームワークです。日本語版の公式ドキュメントがあり、基本的なJavaScriptの知識があれば学べます。
【Vue.jsの特徴】
・シンプルで分かりやすい
・Virtual DOM(仮想DOM)によって高速処理が可能
・双方向データバインディング
・コードがシンプルなためメンテナンスがしやすい
・学習コストが低く学びやすい
おわりに
JavaScriptによって学習コストが異なるため、フレームワークを初めて使う方はBackbone.JS、Knockout.js、Vue.jsなど学びやすいものから始めてみるのもよいかと思います。
他にもRiot.jsやAurelia.jsといったJavaScriptフレームワークがありますので、各フレームワーク(ライブラリ)の特徴を比較して目的に適したものを選んでくださいね。