いまからでも遅くない!コンテンツマーケティングの基礎まとめ

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コンテンツマーケティング―― 2013年ごろからWebマーケティング界で囁かれるようになり、今では最も注目されているマーケティング手法となりました。 日本国内での市場規模は1000億円にものぼり、アメリカでは5兆円を超えると言われています(Custom Content Council, 2012)。

 

そして、「流れに乗り遅れてしまったのか?」と焦るあなた。 心配することはありません。 体系的に行うことが出来れば企業価値を大きく上げるマーケティング手法でありな

がら、導入の壁の低いことでも知られるコンテンツマーケティング。 今回は、コンテンツマーケティングの基礎と簡単な導入方法をまとめてみました。

なぜコンテンツと呼ばれるのか

f:id:lululolochan:20160523153339j:plainそもそも、どうして“コンテンツ”マーケティングなどと呼ばれるようになったのでしょう。 コンテンツ――この英単語を直訳すると「中身」。 ウェブマーケティングの世界では、すなわち「情報の中身」を指します。

最も重要なのは、“モノ・サービスそのもの”ではないということ。 モノやサービスの溢れかえった時代。当然、広告も溢れかえることになります。 その結果、あなたの広告は埋もれ、単純にプッシュするだけの広告ではユーザーに訴えかけるのが難しくなります。

さらに、広告をブロックするブラウザ拡張なども普及しはじめ、時代は従来型の広告から遠ざかっていることが分かります。 この状況の中、『ユーザーの能動的な情報収集にあえて寄り添うことで、結果的に製品・サービスの購買につなげる』というマーケティング手法が求められるようになりました。

ユーザーが『役に立った!もっと知りたい!』と思えるようなコンテンツ(情報の中身)を企業が積極的に提供する手法、それがコンテンツマーケティングです。 企業がメディア的な性格を持つことが求められているのです。

コンテンツマーケティングのなにがすごいのか

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では、コンテンツマーケティングを導入すれば、企業にとって具体的にどんな利益があるのか。 以下の3つが代表的です。

1.ネットメディアの最先端SNSとの親和性が高い

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プッシュ型の広告を嫌う能動的なユーザーは、いったいどこで情報収集をしているのか? 主流はずばりSNSです。

フェイスブックやツイッター、インスタグラムなどに代表される世界的なSNSプラットフォームは、一般の人々が交流をはかる場でありながら、企業としての参加も許されています。

つまり、実際のユーザーの生活の近くに簡単に寄り添うことが可能なのです。 しかし、気を付けなくてはならないのは、SNSで企業色を出し過ぎないこと。

大半のSNSユーザーの目的(期待)は、広告を見るためではなく、良質な情報を得ること。 つまり、良質なコンテンツを求めているのです。

2.既存のターゲットには入らない層への認知が図れる

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あなたがユーザーにとって役に立った・もっと知りたいと思われるコンテンツを提供したとしましょう。 画像、動画、記事、どんなものでも構いません。 すると、何が起こるのでしょう。 ユーザーは、面白いと思ったあなたの良質なコンテンツを他のユーザーにも伝えたいと思うのです。

経験の共有、すなわちシェアです。 それぞれの企業に合ったターゲット向けにコンテンツを発信することは基本です。 しかし、コンテンツそのものが、提供している製品・サービスを抜きにして、良質な経験を届けてくれると認識された場合、これまで視野に入れていなかった層のユーザーにも見られる可能性があるのです。

3.導入コストが比較的少ない

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あなたの企業がまだコンテンツマーケティングを体系的に導入していない、いわゆる白紙(ゼロ)の状態であるならば、つまり成長の伸びしろが大きいということになります。 “なかった”ものが“ある”ようになるのですから、そこには“反応”が生まれます。 新しく、今まさに求められているコンテンツマーケティングの導入コストが低いと聞けば、試してみない手はないでしょう。 低コストの理由は単純。 コンテンツは広告ではないから。 おさらいですが、『ユーザー目線で、役に立つ情報を届ける』のがコンテンツマーケティングの主眼。 自分たちの持つ知識やノウハウを記事にするというだけであれば、人件費がそのままコストになります。

どうやって導入したらいいのか

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導入コストが安く、簡単に始められるとは言っても、ただやみくもにおこなっても大きな効果は見込めません。 きちんと仕組みを理解したうえで、最善の選択で開始することが大切です。 コンテンツマーケティングを導入してみる場合、最も簡単で代表的な3つの方法をご紹介致します。

1.オウンドメディアを立ち上げる

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オウンドメディアとは、自社で運営するメディア、すなわち情報発信サイトのこと。 動画、セミナー、画像など、コンテンツマーケティングは多岐に渡りますが、最も取っ掛かりやすく、資産にもなりやすいのがオウンドメディアに記事を載せること。

記事の内容は、これまで自社で積み上げてきたノウハウを活かして、ユーザーに役に立ったと思われるものを書くことから始めましょう。ブログのような軽い気持ちで始められ、何も新しい知識はいりません。 オウンドメディアの立ち上げ方も簡単。

ライブドアブログやアメブロなどに代表される無料ブログを使うのもいいですが、おすすめなのはコンテンツマネジメントシステム (CMS)を利用すること。 CMSとは、HTMLコーディングなどの専門知識がなくても、質の高いビジネスブログを作成できるために開発されたシステムのことです。

WordPressに代表され、独自ドメインを獲得すると、ドメイン強化を図ることが出来ます。

2.SNSでテーマ性をもって活動する

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もう1つは、SNSを利用すること。 フェイスブック、ツイッター、インスタグラムなどは、短い文章や画像、動画の投稿だけで完結してしまうので、管理に割く時間も少なくすることが出来ます。

注意点は、ただ企業の新製品・サービス情報を垂れ流しにしても、既存のユーザーは食いついても、さらなる拡散は見込めないということ。

重要なのは、投稿された内容(コンテンツ)そのものが面白い・役に立つと感じられ、共有(シェア)されること。 そのためには、SNSでどんなコンテンツを発信していくか、テーマを決めて活動することが大切です。

3.オウンドメディアとSNSで相乗効果を狙う

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 最も理想的なのは、オウンドメディアとSNSの両方を活用すること。 SNSはもっと気軽にユーザーコミュニティに溶け込むことが出来ますし、オウンドメディアではSNSで完結させられない大きな規模の企画を行うことも出来ます。

オウンドメディアでの更新をSNSで通知したり、SNSのシェアやタグ付けを利用したキャンペーンも可能です。 上手く利用すれば、相乗効果を狙うことが出来ます。

最後に

競合他社が始めているからといって、目標やコストを調べずに焦って導入してしまっては思わぬ失敗を招くこともあります。 落ち着いて情報を整理することが肝心です。 コンテンツは後々まで残る大切な資産となりますので、長期的な視点での運用が必要です。

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