これでもう知ったかぶりとはさようなら!今日から始めるリスティング広告の基礎

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リスティング広告をなんとなくわかっているつもりだけど、説明しろと言われたら自信がない…という方のために、リスティング広告の基礎をまとめました。 難しそうという印象を持っている方も多いと思いますが、仕組み自体はシンプルなので学ぶ気さえあればすぐに理解しやすいです。 知ったかぶりとはさよならし、本記事を読んでリスティング広告がわかるようになりましょう!

リスティング広告とは

リスティング広告は、GoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果、または検索エンジンが提携しているWebサイトに広告を掲載するサービスです。 代表的なリスティング広告に「Google Adwords」や「Yahoo!プロモーション広告」があります。

f:id:urj:20160912171432j:plain 参照:Google Adwords

リスティング広告は検索キーワードに応じて検索結果に広告が表示される仕組みになっています。 たとえばGoogleで「カーシェア」と検索すると、通常の検索結果の上部に広告が表示されます。 これがリスティング広告です。

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以前はGoogleでは検索結果の右側にもリスティング広告が表示されていましたが、モバイル検索の需要の増加に伴って2016年2月に右側の広告枠を廃止することが発表されました。 ですので、Googleでは検索結果の上部にのみリスティング広告が配信されます。 現在のところ、Yahoo!では右側の広告枠は廃止されていませんが、Googleの対応を受けて今後廃止される可能性はあります。

リスティング広告の料金システム

リスティング広告はキーワード単位で入札するシステムになっています。 単回はキーワードごとに異なり、最低入札単価1円〜最大入札単価9,999円の範囲で入札をします。

リスティング広告の最大の特徴とも言えるのがクリック課金制度で、広告がクリックされた時点で料金が発生する仕組みになっています。 広告が掲載されてもクリックされなければ料金が発生しないので、費用対効果が高い広告掲載が可能となります。

リスティング広告出稿にかかる費用

リスティング広告では人気のキーワードほど単価が高額になります。 「転職」「美容」などのビッグキーワードは検索数が多く競争率が高いため、単価が高額になっています。

ビッグキーワードを狙うのが全てではないので、単価が低いが一定の検索数があるロングテールキーワードを狙うのも戦略のひとつです。 ロングテールキーワードは検索数が少ないものの、目的を持って検索しているユーザーが多いため、コンバージョンが高くなるというメリットがあります。

ただし、効果の低いロングテールキーワードを大量に狙うと品質スコアが低下する恐れがありますし、ちりも積もれば山となるということわざの通り、単価の低いキーワードも数が多くなると費用がかさんでしまいます。 ロングテールキーワードを狙う際は、アクセス解析を充分に行った上で成果が得られるキーワードを選定するべきです。

リスティング広告のメリット

メリット1:費用対効果を高めやすい

リスティング広告はクリック課金制度であるため、費用対効果の高い広告掲載ができます。 クリックされなければ費用は発生しないので、広告費用が無駄になりにくいです。

また、キーワードに連動して広告が掲載されるため、関心のあるユーザーにアプローチしやすいという点もメリットとして挙げられます。 そのキーワードで検索するということは少なからず関心を持っているということですので、ターゲットとキーワードを明確にすることで費用対効果を高められます。

メリット2:低予算でも始められる

リスティング広告は1円から入札が可能で、低単価のキーワードが多いので低予算で始められます。 単価の高いビッグキーワードで競うとなると多くの予算が必要となりますが、ロングテールキーワードなら競争率も単価も低いので低予算でも充分に広告掲載が可能です。

テレビや新聞などの高額な出稿料が必要となるペイドメディアと異なり、リスティング広告は広告主が自由に入札単価を決められるので、予算の範囲内で柔軟に広告掲載ができます。

メリット3:リアルタイムで配信・停止ができる

リスティング広告は、管理画面からリアルタイムで広告の配信・停止ができます。 配信開始が早く、配信停止もすぐにできるので、状況に応じた柔軟な広告配信が可能です。 1日の上限予算を設定できるので、適切に運用すれば予算オーバーする心配はありません。

メリット4:キーワード単位で対策が打てる

リスティング広告はキーワード単位で入札する仕組みになっているため、キーワードごとの対策が打てます。

最初は費用対効果の高いキーワードがわからないと思いますが、運用していくうちにキーワードごとにCVR(コンバージョン率)の差があることがわかってきます。 CVRが高いキーワードは予算を多く設定し、CVRが低いキーワードは予算を低くする、または除外することで効率良く広告出稿できます。

リスティング広告のデメリット

デメリット1:潜在ニーズの開拓に弱い

リスティング広告は関心の高いユーザーに向けて発信する仕組みであるため、潜在ニーズを持つユーザーにアプローチしにくいという弱点があります。 バナー広告なら関心が低いユーザーも目にする機会があり、顧客自身が気づいていない潜在ニーズにアプローチできますが、リスティング広告ではそれはできません。

リスティング広告では潜在ニーズの開拓は難しく、認知度を高めにくいというデメリットがあることを理解しておきましょう。

デメリット2:手間がかかる

リスティング広告で成果を得るには複数のキーワードを狙う必要があります。 しかし、キーワードが増えるほど管理の手間も増え、運用が煩雑になってしまう恐れがあります。

裏を返せば、手間を惜しまずに適切に運用することで費用対効果が高い広告出稿ができるので、運用体制を整えることがリスティング広告を効果的に活用するポイントとなります。

デメリット3:資金力のある広告主が有利になる

リスティング広告は入札単価方式であるため、より高い金額で入札した広告主が広告枠の上位に表示されます。 広告の質も掲載場所に関係していますが、資金力のある広告主が有利である仕組みであることは否めません。

予算の範囲内で効果的に広告出稿するには、競合サイトや競合他社の動向を把握しておく必要があります。

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