ビットコインの取引ができる日本国内の仮想通貨取引所の種類と特徴とは?
今話題のビットコインですが、いざ購入して取引してみよう、あるいは決済に利用してみようと思った際、どのようにすればよいのでしょうか?
実は初めてビットコインを購入するためには、国内にある仮想通貨取引所を利用すること一般的です。しかし、国内にはいくつもの取引所があり、どの取引所を利用したらよいか迷ってしまうこともあるでしょう。
そこで今回は各仮想通貨取引所の種類や特徴などについて、ユーザーの声を交えながらご説明します。
仮想通貨取引所を選ぶポイント
仮想通貨、中でもビットコインを取引することができる取引所は、現在日本国内に12社あるといわれています。
それぞれに特徴がありメリット・デメリットもありますが、それぞれの取引所の特徴をご紹介する前に、初めて利用する際にはどのような視点で取引所を選べばよいのかを知っておきましょう。
初めてビットコインを取引する方がビットコイン取引所を選ぶポイントは以下の5つです。 1.取引形態 2.レバレッジ 3.取引手数料 4.口座のセキュリティ 5.会社の安定性(安全性)
では、それぞれのポイントについて解説します。
取引形態について
ビットコイン取引所の取引形態にはいくつかの種類があります。株取引やFXの経験がある方であれば用語を理解するのはたやすいかと思いますが、そうでない方のために一通り挙げてみますので、参考にしてください。
◇販売 ビットコイン取引所が自社で保有しているビットコインを購入する形態です。在庫がある限り購入することが可能ですが、手数料(後述)は高くなります。
◇通常取引 ビットコインを売りたい人と買いたい人をマッチングさせ、取引を成立させる形態です。個人間売買に近く、取引所は所定の手数料を徴収します。
◇信用取引 取引所からお金を借り、保有している資産(ウォレット)以上のビットコインを取引する形態です。相場変動による利ザヤ稼ぎの際に利用することが多い傾向にあります。
◇先物取引 将来の価格を予測しその価格であらかじめ売買を行う形態です。こちらも相場変動による利ザヤ稼ぎ目的で利用されることが多い傾向にあります。
レバレッジって何?
簡単にいうと自分の保有資産以上のお金を取引できる仕組みのことです。
取引所によって異なりますが、中には25倍近くのレバレッジで取引可能な会社もあります。また、海外の取引所では数百倍のレバレッジが可能な会社も存在しているほどです。
しかし、損失ができた場合が多額の追証を払わなければならないため非常に危険な取引形態であるといえます。
ビットコインはレバレッジ取引でなくともスリリング。レバレッジかけてた人は大変なことになってる的なのがcoincheckのチャットで流れてた
— moyashi (@hitoriblog) 2017年3月18日
@kanikama_bit えええ〜!レバレッジってやつですよね(素人まるだし)やってみたいけど恐怖心に勝てません😱😱
— しずく@ビットコイン親善大使 (@sizuku_bitcoin) 2017年3月15日
取引手数料とセキュリティも重要な要素
ビットコインの取引には手数料が発生します。その金額は取引所によって異なりますが、一般的に取引手数料は安いほうが利用者のメリットは大きいでしょう。
同時に、自分の大切な資産を預けることもあるため口座のセキュリティや会社の安全性にも注意したいところです。大手企業のグループ会社や歴史のある取引所が信用度は高いといわれています。
各取引所の概要と特徴
では、国内にあるいくつかの取引所の特徴を見ていきましょう。まずは各取引所運営会社の安全性の目安になる資本金と株主構成です。
大小さまざまな取引所がありますが、中でもbitFlyerの安定性が際立ちます。日本のビットコイン関連会社の中では最も安心して取引ができる企業といえるでしょう。
bitFlyer
資本金:41 億 238 万円 主要株主:SBIインベストメント、リクルート、三菱UFJキャピタル など
bitbank
資本金:3億8100万円 主要株主:不明
bitpoint
資本金:170,000千円 主要株主:株式会社リミックスポイント
BTCBox
資本金:不明 主要株主:不明
coincheck
資本金:9,200万円 主要株主:不明
Fisco
資本金:5,250万円 主要株主:株式会社フィスコ、株式会社カイカ など
Kraken
資本金:500万USドル 主要株主:Money Partners Groupなど
Zaif
資本金:8億3,013万円 主要株主:日本テクノロジーベンチャーパートナーズCC投資事業組合 など
みんなのビットコイン
資本金:1,500万円 主要株主:トレイダーズホールディングスの関連子会社
ビットコインの取引所ってどこがよいんだろ。bitflyerからはじめてみようかな。
— Yuki Watanabe (@watay1229) 2017年4月1日
取引形態とレバレッジについて
各取引所ごとに取り扱うサービス内容にも相違があります。単にビットコインを購入し決済に使うだけであればそれほど差を感じることは無いでしょうが、株式投資やFXのような資産運用目的であれば、運用可能方法などを詳細にチェックし取引所を選んだほうが良いでしょう。
bitFlyer
通常取引:○ 販売:○ 信用取引:15倍 先物取引:15倍
bitbank
通常取引:○ 販売:○ 信用取引:なし 先物取引:20倍
bitpoint
通常取引:○ 販売:なし 信用取引:なし 先物取引:25倍
BTCBox
通常取引:○ 販売:なし 信用取引:3倍 先物取引:なし
coincheck
通常取引:○ 販売:○ 信用取引:5倍 先物取引:なし
Fisco
通常取引:○ 販売:○ 信用取引:なし 先物取引:なし
Kraken
通常取引:○ 販売:なし 信用取引:なし 先物取引:なし
Zaif
通常取引:○ 販売:○ 信用取引:7.77倍 先物取引:なし
みんなのビットコイン
通常取引:○ 販売:なし 信用取引:25倍 先物取引:なし
まとめ
ビットコイン取引所にはそれぞれ特徴があり、利用できるサービスにも違いがあります。単なる利用者としてビットコインを使うのか、あるいは投資対象として資産運用を行うのかを見極めることが大切です。
自身のビットコインに対するスタンスを確認し、適した取引所を選ぶよう心がけてください。